満月の日に。最高の禅リトリート1泊2日(淡路島)<前編>
2022年オープン
淡路島にある禅坊・靖寧のリトリートに参加
4月前半の週末を使って1泊2日のリトリートに参加してきました。場所は去年オープンしてずっと気になって行きたかった淡路島にある「禅坊・靖寧(ぜんぼう・せいねい)」さん。念願のリトリートに参加して参りました。
今回のリトリートのテーマは満月を迎える日に合わせての女性限定のZEN Wellnessリトリートプラン。
参加者は全員で合計23名(満席)が参加されていました。
新横浜から新幹線で約2時間半。新神戸駅に到着後、高速バスで淡路島まで向かいます。
途中無料シャトルに乗り換えて目的地の禅房・靖寧さん目の前で下車。
数多くのメディアに取り上げられたリトリート施設。
実際訪れることができて、また目の前に例のアイコンとなる建物がそびえ立っており感動ひとしお…。
嬉しい〜。ついに来れました!
Zen Wellnessプログラムのスケジュール内容
プログラム内容をご紹介。
「Zen Wellness」プログラム
1泊2日
Day1
15:00 Check-in & Welcome Drink
15:30 Zen Wellness 60分(瞑想)
16:30 ZEN茶 / ZEN書
18:00 夕食・禅坊料理
19:30 Night Meditation禅 30分
20:00 自由時間
Day2
06:30 起床
06:45 朝のおつとめ「禅デッキ」
07:30 Zen Wellness 30分(Walking Meditation)
08:00 朝食・禅坊料理
09:30 お部屋の掃除
10:00 Check-out
費用:48,000円
その他費用:往復交通費約32,000円(内訳:新幹線約30,000円、高速バス代約2,000円)
計:80,000円
プログラム期間中、デジタル機器の回収等は特にありません。
プログラム開始前や起床時などはアラームではなく鐘の音で知らせてくれます。
時計も施設内では見かけず、ここでは時間に縛られたり追われたりするような空気は一切漂っていませんでした。
靖寧さんから到着時に渡されたメッセージには以下が書かれていました。
ようこそ、禅坊靖寧へ
禅坊 靖寧 - ZENBO SEINEI
木の香りとぬくもりを感じる建物
心身と心を観る瞑想
身体にひたすら優しい禅坊料理
ZENリトリートを通して
純粋な自分と向き合う体験を
こちらのリトリートのコンセプト、過ごし方のポイントをよく理解できました。
各プログラムの詳細です。
丁寧なお出迎えと美味しいウェルカムドリンク
・Check-in & Welcome Drink
施設に入るととても丁寧に、明るくお出迎えをして頂きました。
館内の利用方法やプログラムについてなど。またウェルカムドリンクに番茶と軽食を頂きました。
リトリートは瞑想からスタート
・Zen Wellness 60分(瞑想)
リトリートプログラムは15:30から60分の瞑想でスタート。
軽いストレッチを含み快適な瞑想を過ごすために開発されたという瞑想のための椅子に座ってスタート。
確かにこの椅子、半端なく素晴らしい座り心地。身体全体をふんわりと包んでくれて、全く辛い部分がない。
ストレスなく、強張る部分もなく完全に身体を委ねられる椅子です。すごいです。
私は股関節がそんなに柔らかくないので、長時間あぐらをかいて座っていると途中どうしても辛くなり瞑想に集中出来なくなるのですが、この椅子は全く痛くならず60分通して座り続けることが出来ました。
最初の瞑想セッションではマインドフルネス瞑想を中心に今の自分をモニタリングしていきます。
先生はご自身がモデルさんであり、同時に女優さんやアスリートの様な方達の外側、内側の魅力を引き出すトレーニングをされている指導者です。
とても綺麗な方でした♪声も美しく、先生の誘導で深い瞑想と呼吸法を学び、どんどん心を穏やかに鎮めていきました。
普段の自分の呼吸がいかに浅いか、早いか。意識すると呼吸はゆっくり深くすることができ、同時に心も連動するかの様に穏やかになっていく感覚を掴めました。あっという間の60分。
禅茶と禅書の時間
・ZEN茶 / ZEN書
瞑想の後は禅を感じるお茶タイム。
なんとお抹茶を自分のために淹れ、季節の甘いものと一緒に大自然を前にいただくというもの。
自分で自分をもてなす時間。最高に贅沢な時間です。
自分の為に淹れるお茶。中々普段ないので新鮮…。
こんなゆったりとしたお茶タイム、普段の日常生活では中々持つことができません。
というかわざわざお茶を淹れて自分をもてなす為の時間など作らないですよね。
じーんとしながら、体内に染み渡る温かいお茶を感じながら1人でゆっくりと過ごします。
23名参加ですが、施設は広く、パーソナルスペースが確保できる距離感なので本当に1人静かな時間をゆっくり過ごせました。
お茶タイムが終わった後、夕食までの時間、思い思いに自由に施設内を過ごします。
ZEN茶の他に"書"の時間も用意されており、自分や周囲のためにハガキに想いを綴りましょう、というもの。
2〜3週間後に発送して下さるそうです。
その時感じている事とか想いを筆ペンで丁寧に時間をかけてゆっくり書く。
お茶に続き、最近わざわざハガキに直筆でメッセージを綴るなんて事はしなくなりました。
LINEやメールでパパッと完了。この「わざわざ感」が新鮮。
足湯エリアでまったり時間
他の方はこのタイミングでハガキに書いたりしていた様ですが私はまだ何を書けば良いのか定まっていなかったので保留にしました。
その代わりこの時間に足湯エリアに行き、足湯に浸かりながらぼーっとしたりしてたそがれていました。
風や鳥のさえずり、自然をゆるゆると感じられました。
足湯が終わってからは禅デッキに行って例の瞑想椅子に座って1人瞑想をして過ごしました。
食事レベルも高い 靖寧で味わえる禅坊料理
・夕食・禅坊料理
夕食の時間。動物性タンパク質がいっさい含まれない発酵食を中心とした禅料理。
丁寧な食事で見た目も綺麗。とっても美味しくて感動しました。
意外だったのが薄味という感じは全くなく、味も美味しく、満腹感がありました。
人間が食後に「物足りない」と感じるのは六味(酸味(渋味)・苦味・甘味・淡味・辛味・鹹味)がしっかりカバーされていないと物足りなさを感じる、と以前教わったことがありました。
今回のお食事は六味がしっかりカバーされている為か、バランスが良く、とっても満たされたお食事でした。
食後に変な引きずった感じや物足りなさ、喉の刺激や不快な感覚が一切無かった。
夜の瞑想プログラム
・Night Meditation禅 30分
夕食後、夜の瞑想プログラムに入りました。
座位での瞑想ではなくこの時は寝ながらの瞑想でした。
始めに軽く身体を動かし、あとは各自、自由に横たわります。
そして先生の朗読を聞きながら瞑想します。詩は谷川俊太郎さんの「生きる」。
先生の美しい声と詩の内容の相乗効果からか、深い深いところまで瞑想に入ることが出来ました。
ヨガニドラ。就寝前に神経を落ち着かせるとても良い時間。
真っ赤な満月と自分だけの自由時間
・自由時間と赤い満月
瞑想後、就寝22時までは自由時間です。瞑想を続けたり、読書をしたり、お風呂を頂いたり。
禅食だと空腹になりやすいから、とお夜食におにぎりを用意してくださっており、これも大変美味しかった。
「20時過ぎに満月が見れる」とスタッフが教えてくれ、デッキに向かうと真っ赤な満月が空に浮かんでいました。月を眺めていると不思議な自然のパワーを頂き、ぐんぐんエネルギーを浴びている感覚がありました。
そういえば今回のテーマは満月×女性。
満月と女性の関係は月のリズムと女性ホルモンのバランスが似ており、連動することで女性の身体の神経系にも影響するそうです。満月の日に引力の関係で出産が多いというのは本当みたいですね(以前お世話になった産院の先生が仰っていました)。そう考えると自然と人間の関係性って本当にあるんだなぁと思います。
色々な想いに浸り、しみじみリトリートに参加させてくれた家族に感謝したり、これまで何十年も支えてくれた自分の身体に感謝したり。
普段感じない様な事を考えたり感じたりするのがリトリートの良い点。
満月の下でまた1人瞑想を行い、終わった後私は読書をしました。
いくつか本が置かれていて、タイトルを眺めていると私の目に飛び込んできたのは「古事記」です。
ここ淡路島は日本の最初に出来た島と言われています。
淡路島にいるし、スピリチュアルを感じたいし、ちょっと学びたい気持ちもあって古事記を読みました。
この本は難しく書かれておらず、カジュアルにコミカルに描かれているのでさらっと読むのにちょうど良い。
すっかり読書に集中した後、軽くシャワーを浴びて就寝。
※こちらの施設はお風呂(大浴場等)はなくシャワーのみとなります。
22時就寝のはずが読書に没頭し過ぎて23時半くらいになってしまいました。
なんだか寝るのも惜しいし、この静かな夜を長く感じたくてしばらく眠れずにいましたがお布団に入ると気がつけば落ちていました(笑)。
Day1はここまで。
Day2の様子はまた<後編>に続きます。
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