日本以外の国で実施しているリトリートプログラムをご紹介。海外へ訪れたら旅行したい!と思っている人もいるかもしれませんが、敢えてここは「リトリート」という過ごし方を取ってみてはいかがでしょうか。
Byron Yoga Centre バイロンヨガセンター
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州 バイロンベイ
バイロンヨガセンターはオーストラリア国内で最も古いヨガスクールの1つとされています。一般のヨガクラスと合わせてリトリートプログラムが年中を通して開催されています。
日本語による案内ページも解説されており、センターについて理解を深めたい方はこちらをご覧ください。
バイロンヨガセンターの魅力
開講されているリトリートプログラムは3日、5日、7日の期間から選択が可能。また3日間の女性向けリトリートプログラムもあります。こちらは女性や月の周期に合わせたヨガクラスを提供したり、女性として備わっておくと良い生きる智慧、自然の中での儀式体験、シェアリングサークル(悩みや課題の共有と解決)、マッサージトリートメントなどが含まれた充実のプログラムです。もちろん、通常のリトリートプログラムもしっかりと構成されていますのでいずれも満足感のある内容だと思います。
プログラム概要
スケジュール(例)※3 Day Weekend Health and Yoga Retreatの場合
-Day1
15:00 オリエンテーションと瞑想
16:30 リストラティブヨガ or 陰ヨガクラス
18:00 夕食
19:00 瞑想 or ヨガニドラ
-Day2
6:45 モーニングフローヨガ
8:00 朝食
9:00 ウェルネス/哲学座学
10:30 ヨガクラス
12:30 昼食
13:30 マッサージトリートメント
16:30 リストラティブヨガor 陰ヨガクラス
18:00 夕食
19:00 瞑想、哲学、ウェルネスセッション
-Day3
6:45 モーニングフローヨガ
8:00 朝食
9:00 ウェルネス/瞑想 or 哲学
10:30 モーニングヨガクラス
12:30 昼食
13:30 ウェルネスクラス
14:30 クロージング
予算
・AUD$900〜
※2泊3日の場合
ユニークポイント
センターのあるバイロンベイという街は豊かな自然環境に恵まれた"ヨガの聖地"と言われているエリア。サーファーやヒッピーが集まるとしてローカルの間では有名なエリアだったが、現在は健康意識が高い富裕層からも注目され、移住者が増えた事により街にあるカフェやバー、ショップなど全てが洗練されている。ビーチエリアではヨガをしている人、音楽を楽しんでいる人など "自由" を感じることも多く、滞在中の自由時間には街散策や自然を見つめるだけでも「自分への解放、非日常」を味わえると思います。
昔オーストラリアに詳しい人たちから「ヨガをするならバイロンベイに行った方が良い」と言われ続けてきました。残念ながら機会がなく、まだ訪問出来ていませんが、自然の中で暮らす人々の過ごし方、環境への取り組み、自由を表現している人たち、それらを目の当たりにしたら生き方や人生観への良い学びになるのでは、と思っています。
Mayfield Hotel Seoul Wellness Forest
メイフィールドホテル・ソウル ウェルネスフォレスト
韓国・ソウル
仁川国際空港または金浦国際空港からのアクセスが良く、ソウルに位置するMayfield Hotel Seoul は広大な敷地を有するホテル。都会にいながらも滞在中は自然を充分感じ、堪能できる環境が施設内にあり、心身を癒す為のプログラム、サービス、設備が整っています。2022年には韓国観光公社が推薦するウェルネス観光地として選定されている国を挙げてのお墨付きの場所!
メイフィールドホテル・ソウルの魅力
心身を癒す『Wellness Forest Program』が用意されています。内容は①アロマを使った静的な陰ヨガ、②シンギングボウル瞑想、③フェイスor全身ケアのスパ、④サウナ、⑤よもぎ茶/松葉茶などの韓国伝統茶、そして個人に合わせた⑥健康食が含まれた充実のプログラム。隙間時間には自分のタイミングで敷地内にある森林散策をしたり、海水プールで体を動かし、サウナも利用できます。
プログラム概要
スケジュール(例)
Day1
15:00 チェックイン
16:00-17:30 ヨガクラス(陰ヨガ&アロマセラピー)
18:00-19:30 ウェルネス専用メニュー・夕食
20:00-20:50 スパ(フェイスor全身ケア)
Day2
6:00-8:00 サウナ or スイミング(自由選択)
8:00-9:00 ウェルネス専用朝食ルームサービス
9:30-10:30 シンギングボウル瞑想(ボウル演奏によるサウンドセラピー)
11:00 チェックアウト
予算
・590,000KRW〜(約60,000円〜)1名/泊
・990,000KRW〜(約100,000円〜)2名/泊
※ウェルネスパッケージはスーペリアルームを利用
ユニークポイント
なんといっても女性一人旅でも行き易いお隣の国・韓国ソウルはアクセスが良くフライト時間も短く、気軽に海外リトリートへの参加がしやすいという点。また、シンギングボウル瞑想を取り入れているリトリートプログラムはまだ少なく、音の波動でヒーリングしていく点もユニークで興味深い内容だと思います。
※Mayfield Hotel Seoulでは英語サイトが用意されていますがそちらにはWellness Forest Programの詳細には行けなかったので上記リンク先は韓国語サイトのページになります。なお、予約時にはWellness Forest Programへの参加が可能か事前にご相談ください。
Karunakarala Ayurveda Resort
カルナカララ アーユルヴェーダリゾート
スリランカ・ネゴンボ
カルナカララはアーユルヴェーダの聖地・スリランカの自然の中で心身を癒すプログラムを提供するリゾート施設です。緑と川に囲まれた自然豊かな美しい敷地内でアーユルヴェーダケア、ヨガ、瞑想を通して癒しの時間を過ごす事ができます。
こちらのリゾート施設にはいくつかのパッケージプログラムを用意しています。
①アーユルヴェーダ、②ヨガ、③リラクゼーションスパ、④ロングステイの4つから自分の希望や条件に合わせたパッケージプランを選択。最も人気のプログラムはやはりアーユルヴェーダプランになります。アーユルヴェーダプランには"ウェルネスパッケージ"と"キュラティブパッケージ"という2種類を用意。ウェルネスは1泊〜2週間の滞在に合わせて健康増進と心の癒しを提供するもの。キュラティブは特定の疾患や不調を改善するもので本格治療を行うプログラム。
なお、全ての治療はアーユルヴェーダ医師の診察のもと行われます。
プログラム概要
スケジュール(例)※1泊2日〜2泊3日の場合
6:00-7:00 モーニングヨガ
7:00-8:30 アーユルヴェーダ朝食
8:30-9:00 ドクターによる問診
9:00-12:00 午前のトリートメント(90分)
12:00-13:30 アーユルヴェーダ昼食
13:30-18:30 午後のトリートメント(90分)、瞑想、アクティビティ
18:30- アーユルヴェーダ夕食
予算
・USD145〜/泊
※プライベートラグジュアリーヴィラ(スタンダード)
Full Board Wellness Packageの場合
ユニークポイント
アーユルヴェーダに特化した施設ということで、24時間常駐の専属ドクター、経験豊富なアーユルヴェーダドクターと提携しておりアーユルヴェーダが初めてで不安な方にも安心して参加頂けます。
そして海外リトリートは渡航費含め費用面が気になる人も多い中、こちらは本格的なアーユルヴェーダ施術やヨガ、食事、宿泊費込みで1泊約2万円というリーズナブルで参加ができるという、非常に魅力的なプランを用意。ヨガパッケージの場合は2023年度は11月の1ヶ月間のみ開講しており、こちらもUSD$155〜/泊と魅力的な価格設定でした。
こちらのサイトは日本語サイトも充実しており、予約から参加まで不安なく手続きが出来ると思います。実際サイト掲載のお写真には日本人らしき人も多く写っているので、日本人にも支持されている施設なのではないでしょうか。
The Yoga Barn ヨガバーン
バリ島・ウブド
バリ島・ウブドはヨガの聖地と呼ばれ、有名で人気のヨガスタジオが多数あります。その中でも最も有名なスタジオで知られた「ヨガ・バーン」では日々のヨガレッスン以外にも定期的にリトリートプログラムを開催しています。
2023年度現在、①Blissful Packageと②3 Day Transformation Retreat "Back into Balance"という2種類のプログラムがあります。①は心と体ををリセット、リラックス、調整してエネルギーや想像力を取り戻していく事をテーマに挙げ、②はバランスを取り戻し、調和を測る事をテーマに温水セラピーなどが盛り込まれたプログラム。それぞれ健康的な食事、ヨガレッスン、マッサージが含まれた内容となっています。
プログラム概要
スケジュール(例)
※Blissful Package 1 Dayの場合に含まれているもの
- ランチ(1回)
- エナジードリンク
- ヨガor瞑想クラス(2回分)
- ボディマッサージ
- フットマッサージ
予算
・IDR800000〜(※7,500円〜)
※宿泊費除く
ユニークポイント
世界中のヨギから支持されている人気のヨガバーンで参加できるリトリートプログラム。指導者のレベルはもちろん、開放的なスタジオでリーズナブルに参加が出来ます。完全宿泊型ではなく、このプログラムには宿泊費は含んでいませんので、ご自身の希望や予算に合わせた近隣の宿泊施設を利用し、日中こちらのスタジオでリトリートを受けに来るという参加の仕方になります。日帰り(1 day)にしても1万円以内で参加ができる点はとても魅力的です。
The Yogi's Garden Retreat
ヨギズガーデンリトリート
バリ島・ウブド
こちらはThe Yoga Barnが運営しているWellness, Education, Farmを中心にした施設で宿泊型リトリートを開催しています。ウブド中心地から車で1時間程度の場所にあるセンターで4days〜 7daysのプログラムを提供しています。
本当のバリの美しさにどっぷりと浸れる自然豊かな環境の中にあるリトリート施設。リトリート以外にもヨガの技術を深めるためのワークショップなども開催され、名前の通りまさに『ヨギのための楽園』を体現しています。畑で収穫したフレッシュ野菜を頂き、自然の恵や環境配慮について考えながら過ごすリトリートです。2023年現在では ①4-Day or 7-Day Silent Meditation and Yin Yoga Retreat(7、8、9、11、12月開催)と②Nervous System Rewire Retreat(7月開催)が予定されています。
プログラム概要
スケジュール(例)Nervous System Rewire Retreatの場合
8:00 ジェントルモーニングヨガ
9:30 朝食
10:30 ネイチャーウォーク、ジャーナリング
11:30 神経調律のための学び
13:30 昼食
14:30 スパセッション
16:30 リストラティブヨガ
18:00 ヨガニドラ瞑想
18:30 夕食
予算
・USD$1,785〜(開催期間:2023年7/9〜16)
ユニークポイント
第一線で活躍するヨガ指導者が開催するリトリートやワークショップは毎回異なるテーマや内容のため、興味深いものが多い。イベント開催日以外でも自身のパーソナルリトリートとして個人や友人、家族と静かな時間を過ごし宿泊ができる施設です。一味違った体験、観光地化された中心地とは異なる"Real Bali"の中で自分と向き合う時間を持ちたい方にいかがでしょうか。
いかがでしたか?プログラムによっては日本語アシストがついたものもあるので語学に自信がない人はサポートのあるプログラムにまずは参加してみましょう!