きく
聴覚に訴えるリトリートは音/サウンド、言葉を軸にした内容で構成されます。耳や肌から入ってくる音は体内の水分に伝わり、浴びた音は全身に影響が出てきます。私たち人間は約70%水で出来ているとされ、胎児は90%水分で占めていると言われています。水は音を記憶し、記憶したその音や言葉は無意識の間に私たちの思考や行動に反映されています。
聴くリトリートでは美しい音や言葉を全身に浴びて心身をリセットしていくことを目的とします。
聴く・リトリート事例
音楽リトリート
音を楽しみ、学び、体験して心と体のつながりを体感するリトリート。賑やかなライブでどっぷり音に浸るのもよし、普段聴かないジャンルの音楽、クラシックやJazzなどのコンサートを聴きにいくもよし。普段触ることのない楽器に挑戦してみたり、合唱教室などで自ら発する音を感じるのもよい。心の在り方によって奏でる音や発する音程がかわるので、自分自身の状態を確認してみる。
音楽を通して非日常を味わう。音を全身に浴びながら音の世界に没入する時間を設ける。
サウンドリトリート
倍音をベースとしたサウンドリトリート。倍音とは一つの音の上に重なる複数の音のこと。音の高さは周波数によって決まるが倍音は基本の周波数の他に2倍、3倍と整数倍の周波数の振動が生じる。機械音には無い人の声や楽器、自然界のあらゆる音はこの倍音が含まれているとされ、人を癒し魅了する力がある。サウンドリトリートではヒーリング効果が高く浄化に役立つとされるシンギングボウル、ティンシャ、クリスタルボウルなどの楽器の他、お経や讃美歌、聖歌などの音を浴びて過ごす。
Verbalリトリート
バーバルリトリートではコミュニケーションや話すこと、言葉を通して『自分とは』、について発見していくプロセスを踏む。お坊さんの説法/法話を聴き生き方へのアドバイスや心の在り方を学んだり、普段接することのない人生の先輩や高尚な方からの助言や人生論、お話を聴いて多くの気づきと豊かな心を取り戻す。またシェアリングを通して自分が抱えている悩みや不安を他人同士(日常生活において関わり、利害関係を持たない者同士)で共有することで問題について客観視できたり、他者目線での気づきや発見を得る事ができる。