かぐ
嗅覚に訴えるリトリートは香りを軸にした内容で構成されます。香りを通して嗅覚を刺激し、感度を高めて心身のバランスを整えていくことを目指します。嗅覚と脳は密接な関係があり、五感の中で嗅覚だけが記憶をつかさどる海馬に直接アクセスすることができます。そのため嗅覚からの情報は時に眠っていた記憶や感情を蘇らせ、その結果身体にも反応が起きます。
香りによってリラックスを促したり、ストレスを緩和することはもちろん、集中力や記憶力が高まったり、免疫力への高い効果もあるとされています。香りを通して自分の好みや気分などを紐解き、今の自分の状態を観察していきましょう。
嗅ぐ・リトリート事例
アロマリトリート
アロマやハーブの心身への効果効能を理解し、自分にとって居心地の良い香りを見つけ、心と体を整えていくリトリート。アロマ・ハーブとの付き合い方、普段の生活にどのように取り入れていくか、実践を通して体験していく。
アロマ・ハーブは五感全体への作用もあるが、特に香りは、視覚や聴覚などの感覚と異なり脳にダイレクトに伝わる。天然由来の植物から抽出したオイルにはリラックス作用があり、脳に直接働きかけることで、ストレスや悩みを解放させていく。
クリヤリトリート
インド・スリランカ発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」で古くから伝わる鼻洗浄(ジャラネティ)はクリヤ(鼻ヨガ)と呼ばれ、身体を浄化する方法。鼻洗浄を通してウイルスや細菌/バクテリアを洗い流し感染症予防やアレルギー対策にも繋がる。また、鼻の通りを良くする事で嗅覚レベルを高め「匂い」に対し敏感に感じ味わえるようになる。鼻洗浄を通して頭をスッキリさせ、気持ちも前向きなものへ導く。肉体的にも精神的にも効果がある方法。
ブレスリトリート
自然界にあるものに対して「匂い」という観点でアプローチしていく。海の匂い、森の匂い、山の匂い、植物や土、風や雨の後の空気。この世の中にある自然を嗅覚を通して吸い込み、感じ取る。
自然の中で深い鼻呼吸を繰り返し新鮮できれいな酸素を体内に取り込む。目を閉じ、長めの呼吸で自然の香りを吸い込み思考と感情を統一させていくリトリート。