ふれる
触覚に訴えるリトリートは生命や地球を感じられるものに触れることを軸にした内容で構成されます。人のぬくもり、自然のぬくもり、動物の優しさや手触りの良い素材に包まれる時間を設けて心身を緩めて解放することを目的とします。またパワースポットと呼ばれるようなエネルギー溢れる場所に身を置き、全身にそのパワーを吸収するように取り込み、明日への活力に繋げていきます。
触れる・リトリート事例
アーシングリトリート
アーシングとは大地や海などの自然に素足や素手で触れること。earth(アース)=地球とつながる目的のリトリートで近代生活では距離が遠のいてしまった地球との繋がりを取り戻す。
木を抱く、素足で砂浜や土を歩く、川や湖の水に触れてみる。素足で歩くときはより伝導性の高い湿った土や草の上を歩くようにする。足以外でも身体の一部を大地に預けたり、植物に触れてみたり、海水に浸かったり。地球と対話するようにゆっくりとした時間を過ごす。
アニマルリトリート
動物との触れ合いを持つリトリート。脳内伝達物質である「ドーパミン」や「オキシトシン」は動物との触れ合いを通すことで増えると言われ、その結果副交感神経が優位になり、リラックス状態へと導く。動物と触れ合うことは、医療活動の一環としても取り入れられており、犬や猫、ウサギ、ウマ、イルカなど情緒性の高い哺乳類は人間の感情と共有しやすい動物としてセラピーやヒーリングの現場で活躍している。アニマルリトリートでは動物とコミュニケーションを取るように接し、触れ合っていく。
パワースポットリトリート
パワースポットは、大地のエネルギーが溢れていて、そこから癒やしや活力が得られる場所を指す。多くは神聖な場所とされ、神社・仏閣などの神や仏の宿る場所、山岳信仰の山(霊山)、温泉や湧水・火山などの地中からの物質が出ている場所、ゼロ磁場、マイナスイオンが出ている滝や森林、そして龍穴などが代表例。その場を訪れるとエネルギーを感じやすい。古くから聖地巡礼は行われており、効果としては心を癒し、満たし、またその場へ訪問できた事への感謝と謙虚さが生まれる。心の在り方が変わり世の中の見え方が変わるリトリート。
トリートメントリトリート
ボディトリートメントを通し、物理的に天然由来のものを肌に触れ、人の手のぬくもりと温かさを感じ癒されていくリトリート。「手当てする」という言葉があり、一般的には応急処置の意味で取られているが実際には「手を当てる」ことで手から伝わるエネルギーで治癒されたり病気、ケガが治る事もある。体内の滞った巡りを潤滑にしたり、強張った身体を物理的にほぐして癒していく。自然由来の成分を肌につけ、手当てされていくと身体と共に心もほぐれ柔らかな柔軟な気持ちへと変化していく。
ファブリックリトリート
fabric(ファブリック)とは布、生地全般を指すが、リトリートでは手触りが良く心地の良い布に全身を包んでゆったり過ごす。肌に直接つける衣類や寝具は肌触りの良い柔らかいものを使い、赤ちゃんのおくるみのように、全身を優しい生地で包む。背もたれできるゆったりした椅子にかけたり太陽を浴びながらテラスで昼寝したり、風を感じながらコーヒーを飲んだりと過ごし方は自由。静かな場所で自分自身を抱きしめて労るように過ごす。